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【my Gear】おやじアベレージには無謀な挑戦!?

プロギア TR900 forged(フォージド)に変えてみた

2007.02

 中空式のカーボンシャフトアイアンを使い続けてきたおやじが一念発起してスチールシャフトアイアンに変えてみた無謀な「冒険談」か「自慢話」か。もしかしたら「後悔談」かも。そんなわけで、2007年初頭におけるおやじのクラブセッティングの思い入れと問題点等。

【my Gear】これまで

突然のバンカーイップス...

ゴルフを始めて6年

 2005年秋、年間平均スコアが100を切るレベルになってきたころ。ベストスコア89。90台前半のスコアもよく出るがすぐに100も叩いてしまう。しかし、毎年確実にスコアの伸びを実感することができていました。
 そんな中、突然のバンカーイップス。とにかくバンカーに入ったら最後、出ないんであります(T T)。脱出までに7打たたいた、なんてことも。

 その後、ドスライス病も加わってドライバーによるOBの激発等、安定さを欠きスコアも伸び悩みどころか後退する始末。フォームをいじったりクラブに鉛を貼ったりすればするほど深みに入り、日々、苦悶の連続でした。ゴルフを始めて初めて経験する約1年にも及ぶ低迷期でした。

 翌2006年夏、心機一転。内藤雄士の本を買い込んでフォームの大改造を敢行。なんと、これが奏功して秋以降、フェアウェィキープ率の大幅な向上・OBの激減といううれしい結果に。これで満足すればいいのでしたが。

2006年秋段階のクラブセッティング


クラブセッティングに興味なく...

 ゴルフを始めて以来、プロギア(PRGR)の中空型905スピードアイアンをベースに、あまりセッティングに興味なく「もう歳だし軽くて簡単なクラブがいい」という程度の認識。ドライバーに鉛を貼るぐらいの知識しか持ち合わせていない私でした。

カーボンシャフト中空アイアン905 SPEED IRONを軸にして

 ウッド(1W/3W/5W)、アンアンセット(3W-9W/PW/AW/SW)、バターの14本セット。

種類 メーカーとクラブ型式 主たるスペック 購入年月 新品中古の区別
1W PRGR TR-X 405 Duo 10.5°45inch 285g M-40 体積405cc 2005.06 新品
3W PRGR M3 HIT 15°42.5inch 316g M-40 2006.03 新品
5W PRGR M3 HIT 18°41.5inch 323g M-40 2006.04 新品
Iron
wedge
(3I-9I/PW/AW/SW)
905 SPEED IRON
中空・カーボンシャフト
(5I) 25°39inch 359g M-40
(PW) 45°35.5inch 409g M-40
(SW) 56°35inch 412g M-40
2001.05 新品
PT Scotty Cameron LAGUNA TWO 514g 2001 新品
    ※主たるスペック:ロフト(°)・長さ(inch)・重さ(g)・シャフトのヘッドスピード(M-)等

振れる範囲で一番重いものがいい

 少しづつ調子を回復している、ちょうどそんなとき。ゴルフ雑誌で「クラブは振れる範囲で一番重いものがいい」という一文に出会い深く感動しました。「そうだ、おれは自分の可能性を信じていなかったんだ。おやじは軽いクラブが良い、なんて独り決めしてきた。これからはもっとギアのことも学ばねば...」と、クラブの解説書を買い込んでの「にわか勉強」。これまでもなんとなくやもやしていたわがゴルフ道に光が射した、そんな気になりました。

【my Gear】クラブセッティング 激変す

わが人生は酔っぱらったとき...

衝動買い

 まあ、そんなこんなで2006年11月初め。新宿の夜。心地よく酔っぱらっての駅までの帰り道、行きつけの中古クラブショップ。沢山のクラブが並んでいます。
 その中に私のヘッドスピード(H/S)40m/s(M-40)程度ではとても手の出せないPRGRのアスリート向けアイアン、TR900 Forged(通常はH/S M-43/M-46) がありました。少々古い(2004年12月発売)のですが、マッスルバックっぽくて好きな顔。そんなクラブをあきらめながらもよく見てみると...
TR900 Forged

 なっ、なんとシャフトにM-40用(PRGR 95 spec steelU)が刺してあるのです。半信半疑ながらも「おお、これならおやじでも使えるかも!?」って気になり、後先考えずにクレジットでの衝動買い。1000セット限定というモデルで、3W-PWの8本セット。中古品とはいえ結構なお値段であります。あとで調べたところによれば、PRGRの正規のM-40リシャフトモデル(受注生産品)だとか。

新旧比較

 これまでのアイアンと5Iのスペックで比較してみると、

  • ロフト : 25→26°と1°増え
  • 長さ : 39→37.75inchと1.25inch 短くなり
  • 重さ : 359→400gと41g も重く

なっています。さて、こんなもん、おやじに振れますかどうか。

2007年2月のクラブセッティング

アイアンだけの問題ではなくなって(T T)

 衝動買いという「おいた」した結果として、その後、大変な問題が勃発。アイアンに比べてウッドが軽すぎるのであります。新たな5Iと以前からの1Wの重さの差は115gもあり、これじゃなんとしても違い過ぎる。まして重心距離が35mm(5I)と40mm(1W)とドライバーの方が大きく長いのはセッティングとして大いに問題があるらしい。雑誌の受け売りですけど。

 実際、練習場で打てば打つ程、アイアンのタイミングがあってくればくる程、ウッドが振りすぎになり弾道が定まりません。そのうちボールのヘッドを叩き出したりしてもうメチャクチャ、になったのであります。

 3W/5Wは半年前に新品で購入したばかりだし、ドライバーの予算などどこにもあるものではありません。ウェッジだって、今までと同じもん、というわけにはいきませんしね。

追加セッティング(とりあえず...)

 ウェッジ2本を新たに調達。それにいまのドライバーよりちょっと年代落ちのPRGR TR-X 370(10.5°44.75inch 295g)に10g鉛を貼って、なおかつ3W/5Wにも鉛を貼ってとりあえずセッティングは完了しました。しかし、ウッドとアイアンの長さ〜重さの問題は解決されません。

クラブセッティングの楽しみ

 今回のクラブセッティングに要したお小遣いは約14万円。始めて中古品を購入してみましたが、会わないときには買い戻してくれたりして、うまく使えば結構便利です。但し、前の持ち主がライ角やバランスなどを変更したりしていると危険です。販売店ではそんなとこまで実測してはいないでしょうからね。

 さて、このセッティングでどんな結果が出るか。アイアンは力強いボールが打てるようになり、距離のバラツキも少なくなったようです。ただ、まだ使い慣れないからか、左にひっかけることが多くなったような...。ちょっと気を抜くとダフリ・トップどころかシャンクまで出ます。これまでのクラブと違って小手先で使うことが許容されないクラブです。
 それはそれとして、なにやら、将来が楽しみです(^^)。報告はいずれまた。

ほとんど変わったクラブセッティング(一覧)

 ウッド(1W/3W/5W)、アンアンセット(3W-9W/PW)、ウェッジ(AW/SW)、バターの14本セット。

種類 メーカーとクラブ型式 主たるスペック 購入年月 新品中古の区別
1W PRGR TR-X 370 Duo 10.5°44.75inch 295g M-40 体積370cc 2007.01 中古(2003年モデル)
3W PRGR M3 HIT 15°42.5inch 323g M-40 2006.03 新品
5W PRGR M3 HIT 18°41.5inch 316g M-40 2006.04 新品
Iron
wedge
(3I-9I/PW)
TR900 Forged
(5I) 26°37.75inch 400g M-40
(PW) 46°35.25inch 436g M-40
2006.11 2004.12発売
(AW)
TR wedge(Forged)
52°35inch 444g M-40 バンス10°
SQP(黒色)仕上げ
2006.12 新品
(SW)
TR wedge(Forged)
57°35inch 477g バンス14°
SQP(黒色)仕上げ
2007.02 新品
PT Scotty Cameron LAGUNA TWO 514g 2001 新品
    ※主たるスペック:ロフト(°)・長さ(inch)・重さ(g)・シャフトのヘッドスピード(M-)等

クラブの長さ〜重さの関係図

【問題点】
 各クラブの長さと重さの関係をグラフにしたものが右図。
 アイアンに比べてウッド系がかなり軽い。鉛を貼って重くしているものの、問題は解消されず。バランスも変わるし鉛なんてもんはなるべく貼らないで使えるクラブの方がいいんです。

 実際、このセッティングにしてからロングホールの3W/5Wによる第2打のミスがめだっているのです。もっとも、おかげさまで第2打をアイアンで打つものだからスコアがよかったりしますけど。

【my Gear】後日談---クラブで変わるゴルフ人生!?

アイアンを変えるとこんなにもゴルフの中味が...


スコアについての衝撃的事実

 アイアンを変えて約8ケ月経過。後日談を追記しています。

 アンアンを変えて劇的に変わったこと。TR900に変えた初回のラウンドからすぐにその効果が現れました。

  • それまでめったにとれないバーディが増大(特にショートホール)v(^^)v
  • ラウンドあたりのパー取得の数が5割増
  • 寄せワンの激増。明らかに1パットが増えているv(^^)v

等々。

 前述の如く、本人にとっては「衝撃的」な出来事になりました。この段階ではアイアン(3W-PW)とAWを変えただけなのですから。ショートホールのバーディ取得の激増はまさしくアイアンショットの直接的な効果です。実際、横方向のばらつきが小さくなり、また縦方向の距離があうようになりました。

ミスショットには絶大なしっぺ返し

 大いにマイナス面もありました。カーボンシャフトアイアン程、ミスショットに寛容ではなくなりました。スィートスポットをはずすと手に「じんじん」痛みが伝わります。それ故、ここぞという肝心な場面で...

  • それまでには経験したことのないようなひどいシャンクがでたり、とにかくドツボにはまるようなミスショットが出始めた。おかげでだぶるぱあ等の大叩きの回数が倍増。
  • 「重い」という思い込みがつよいせいか腕に力が入ってしまっている。ラウンドや練習後、上腕部裏側の筋肉痛、右ひじに痛み、が出る。どうも右手を今まで以上に使うようになっているようである。

悩み尽きず

 そんなわけで、バーディやパーが激増したにも関わらず、トリ・+4オーバーという大叩きの回数も倍増してトータルスコアは変わらず。ちょうど12-2月という「冬」の期間(寒くなると身体がいうことをきかなくなるのでスコアが悪化する時期)と重なったからかも知れません。もっとも、いつもの年よりずっと悪化の度合いが小さかったと思います。

 3月以降は徐々にスコアがよくなってきました。かつては「100切りで万歳していた」私ですが、最近では「90代中盤ぐらいのスコアではミスがめだって不満たらたら」です。ゴルフというのは成長過程に応じて感じ方・悩み方が変わってくるのでしょう。

 この5月、ドライバーをプロギア T3 Blue に買い換えました。ドライバーを変えるとまた新たな悩みが...。

後日談の新しいページ

 2007年夏。この後日談の詳細を新しいページに記述しました。題して「vol.06 プロギアTR900フォージドアイアン その顛末」です。ご覧ください。

 2009年初夏。半年間、クラブセッティングを少しづつ大幅し、とうとう2年半振りにアイアンも変えてしまい。新しいアイアンは同じプロギアの GN502 銀 FORGEDです。TR900 FORGEDとは全く異なる趣です。このへんの経緯、まずは【myScore】「キブアップ寸前で藁をもつかむ試行錯誤...」でどうぞ。

【更新記録】
※(2012.01.02) v1.03 再構成(この日までのアクセス数:009575)
※(2009.06.05) v1.07 アイアンを変えました。(この日までのアクセス数:004889)
※(2008.02.14) v1.06 ページナビを設置(この日までのアクセス数:001730)
※(2007.08.14) v1.05 後日談の記述を簡略化し、詳細は新しいページ(vol.06)に。(この日までのアクセス数:000499)
※(2007.07.18) v1.04 後日談を書き換え実際のスコア変化等を追加しました。
※(2007.07.13) v1.03 スペック数値の間違い等を修正しました(この日までのアクセス数:000298)
※(2007.05.22) v1.02 「後日談」を追記しました
※(2007.02.18) v1.01 作成しました
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