新たな年。おやじにとっても「90切り3年計画」の初年度のスタート。気持ち的には絶好調。しかし、やはり子年。定説の如く「子年は波瀾万丈」を予感させる幕開けとなった2008年でございます。
昨年末から、ドライバーのフォームの改善に取り組んでおり、お正月も好きなお酒の誘惑も早々に断ち切って、近所の練習場に日参。寒さにもめげず黙々と励んでおりました。このへんは「勤勉」を絵に描いたようなおやじゴルファーでございます。
フォーム改造の主なチェックポイントと言えば、
等々。まあ、こんなに沢山のチェックポイント。とてもおやじの脳味噌では消化しきれない「複雑怪奇」であります。これもすべて、前年のドライバーの不調の反動と、そして歳も考えずの「願掛けのおかげ」。自分でやっておいて言うのもナンですが、まあ、余計なことやっちまったかな...と、少々後悔。
「下半身から始動」とはよく言われることですが、これまで「腰を切る」ような動きは「気持ち的に...」という程度に抑えてきました。かつてある雑誌で「テークバックしたらそのままおろすのがいい。よけいな動きはしない方がいい。」という記事に納得させられるものがあったからです。確かに多くのアベレージゴルファーのフォームをみていると、テークバックでいろんな動きが入っています。八の字を書いたり妙に腰を捻ったり右肩が落ちたり。私も例外ではありません。
しかし、雑誌智恵には「初心者」「中級者」「上級者」とか「若いひと」「おやじ」、「男性」「女性」といったレッスン対象が漠然としているものが多く、おそらくこの記事は初心者向けの記事だったのでしょう。ある程度、ドライバーを打てるようになったら次のステップに行く、すなわちより上のレベルに挑戦すべきだ、と昨今、考えるようになりました。
まあ、そんなこんなで気負って始めたフォーム改造でしたが、なかなか思うに任せません。確かに「腰を切る」動きがうまく決まるとボールの伸びが違います。ばしっという切れのいい音。伸びのある弾道で、狭い練習場でさえ、普段よりかなり飛距離が出ているのが判ります。しかし、腰を切ろうとするあまり、りきみや腰のひねり等の余計な動きが入ってミスショットも多くなるし、なによりも練習場でできることがコースではできない。コースに出ると、なぜか「腰を切る」タイミングが全く合わず、動きがバラバラになるのです。
と、よせばいいのに、あまりにまじめに練習しすぎた結果でしょう。練習場で右肘に妙な違和感を覚えることになりました。そして翌朝。わんちゃんのだっこができなくなったのです。指を動かすぐらいはできるのですが、手の平を上に向けた動きで重いものが全く持てません。タオルで顔が拭けないのです。右肘に激痛が走ります。こりゃあ、大変だ。明後日にはコース初打ちなのに。湿布薬を貼って...。
右肘痛がなんとか小康状態で迎えたコース当日。早朝、ホームコースに向かいました。快晴。風もほとんどなく、少し遅いスタートだったので、気温がどんどん上がって着膨れした身は暑いぐらい。冬のこんな日のプレィは快適そのものであります。
アウトコース、スタートホール。まっすぐやや打ち上げのパー4。今年、初めてのドライバーショット。少し短く持ったドライバーショットは、雲ひとつない青空に突き刺さるような弾道を残してフェアウェイのど真ん中。冬のフェアウェイはよくボールが駆けてくれて飛距離230ヤード。「朝一番のショットでもこんなに飛ぶと、ゴルフのインセンティブがあがりますなあ」とニンマリしながら第2打地点に歩いて行くのでありました。このホール、3オン2パットのボギー。
ドライバーショットはそれがホンイチ(本日一番)の出来で、その後はいまひとつでしたが、アイアンショットの切れが抜群で、セカンドショットやアプローチショットがそこそこに決まりますし、1ピンの距離のパットも結構うまく入ってくれます。2番ロング、3番ショートで連続パー。5番ミドルで「得意のだぶるぱあ」をやってしまったものの、バーディーをひとつ入れてハーフ44。年始めのラウンドとしては上々のすべり出しとなりました。
しかし、いいことは続かないのであります。午後から右肘痛が再発。「いてェ」。打つたびに悲鳴を上げて、同伴者の皆さまには多大なるご迷惑をお掛けしました。結局、ぴりっとしたところが全くなく50も叩いてトータル94(33パット)。午前中と同じひととはとても思えない惨憺たる結果に。
「子年は結構、いろいろある年」なんだと正月早々のテレビで言っておりました。おやじのゴルフもなんだかんだと波瀾万丈となるのでありましょうや。正月早々の右肘痛はその予感なのかも知れません。
確かに、これまでいくら練習し過ぎても腰とか肘とかの痛みを覚えたことはほとんどありませんでした。ものを持ち上げられない程の右肘痛など、今回が初めてであります。最近のスイングがそれだけ右肘を「使いすぎて」いたのか、はたまたそろそろ肉体的にガタがきているのか。一抹の不安がよぎります。
正月早々、くよくよしてもしょうがねぇさ。肘さえなんともなけ「れば」初打ちから「瞬間90切り」の達成、だったはず。と、しっかり「レバ」を喰いながらも「まあ、おいらの人生、こんなもんだな」と泰然自若。さすが、年輪を重ねたおやじゴルファーでございます。まあ内心、ビクビクもんではありますが。
「90切り3年計画」の初年度スタート月。月初の初戦のあと右肘痛が完治せず。恐る恐る月末のホームコースの月例コンペに参戦したものの、やはり午後から右肘痛が悪化。特にドライバーでは激痛が走り、思わずインパクト後に右手を離してしまう「バンザイ」フォロースルー。 かの有名な藍ちゃんの不調のときと同じでございます。これでは弾道が定まるはずがありません。
それが影響してか何故か3パットが多発。なんと昨年春以来の4パットまで飛び出す始末。出だしのティーショットが不調だと、その結果が、最後のパターに現れる。なんてゴルフっていうのは難しいのでしょう。まあ、この因果関係が成立するのかどうかは判りませんが。
いくら冬ゴルフ、風あり・寒いという悪条件下であっても、100も叩いちゃいけないシチュエーションでありましたが、抑えがきかず。最後、18番をパーで決めれば2桁で済んだものの、そんな簡単に行くわけもなくボギーでエンド、またしても3桁スコアとなりました。いくら他のメンバーもスコアメイクに苦労していた、とはいえ、なぐさめにもなりゃしません。
しかし、今回の右肘痛。1ケ月経っても完治せず、少々やばいことになっております。行きつけの内科のお医者さんに湿布薬を処方してもらってはいるのですが、やっぱり専門医にみて頂くしかないかも知れません。やばいよねぇ。
結局、1月2回のプレィの成績をついこの間胸算用した「目標値」と比べてみたのが下表。目標達成したのはバンカー一項目だけ。あとは全く目標に達しないていたらくであります。「舌の先も乾かない」うちに...などと陰口をたたかれそうな「見事な」戦績でございます。
項目 | スコア | パット | バンカー | OB/ペナ | ショート ワンオン |
フェアウェイ キープ |
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目標 | 94 | 34 | 2回 | 2回 | 2回 | 8回 | |
実績 | Play1 | 94 | 33 | 3回 | 3回 | 2回 | 5回 |
play2 | 100 | 38 | 1回 | 2回 | 0回 | 5回 | |
平均 | 97.0 | 35.5 | 2.0回 | 2.5回 | 1.0回 | 5.0回 | |
評価 | × | × | ○ | × | × | × |
平均スコアは目標に3打も届かず。目標との差は、パットで1.5打、OBで1打、ショートホールで1打の合計3.5マイナス(OBのスコア換算は、目標値との差×2)。あらら、目標値に届かない項目のスコア換算値の合計が、トータルスコアの目標値の差にぴったり一致です。
2戦目、10番ホール。午後一のだぶるぱあ。だから「飲むな」って言ったのに、という天の越えが聴こえます。そして15番ホールでのあの4バット。愛器スコッティキャメロン パター LAGUNA TWOが泣いてます。思い出すたびに胸が痛む痛恨の出来事。
毎回、毎回、同じようなことを性懲りもなく繰り返す愚。いくら泰然自若しているふりをしても、内心のところ自己嫌悪さえ感じる始末。「そんなにナイーブだったけ?」と自分で自分をフォーローするも、気持ちが盛り上がるはずもなく、落ち込んだところで1月は幕。こりゃあ、先行き、たいへんだわ、という本音がチラチラ。右肘もチリチリ痛み、早くもギブアップかも...。