おやじアベレージゴルファーの無謀な挑戦から始まった今回のクラブセッティングも約9ケ月もかけてようやく終盤。最後まで残ったのは、「3番アイアンをどうするか」という極めてアベレージらしい問題でございます。最近、ようやくロングアイアンが振れるようになったといってもそれは4番までの話にすぎず、3Iはやはり別格です。
(注)「悩み」の結論がでたら後日談を記載します。
最近、ようやくロングアイアンが打てるようになりました。体力的に「後退期」にあるアベレージゴルファーのおやじには、嘘みたいな話です。
以前のカーボンシャフトアイアンでは、スルーザグリーンで手にする一番長いアイアンは6番まで。ティーアップしてようやく5番・4番アイアンが使える、というところでした。それが、TR900フォージドアイアンに変えてから、4番や5番アイアンでもグリーンを狙うときに使えるようになったわけです。
よく考えて見れば、カーボンの4Iとスチールの4Iでは1.25インチも短くなっていて2番手近く長さの差があるわけで、ある意味で「簡単になったから」と言えるのかも知れませんが。
それでも「3番アイアンを打てるか」と問われれば、やはり「打てないんですよ」と答えざるを得ないというのが実情です。まず、コースではティーショット以外にはほとんど使えません。極端にナイスショットの確率が低い「ミスショットが見えてるクラブ」で、まさに「バッグの肥やし」です。
クラブセッティングの上で、早急に改善しなければならないのがこの3Iの扱いでしょう。
これまで、練習場ではなんとかロングアイアンを打てるようにしよう、と、涙ぐましい努力はしてきたつもりです。その結果として4番アイアンまでスルーザグリーンから打てるようになったのではありますが、今回のクラブセッティングを通して「これ以上無駄な努力はしたくない」というのが本音です。
かつての学校で「すぐにあきらめないで努力しよう」という美しい教育を受けた世代の私ももはや先のないおやじ。無駄な努力を重ねるには時間が足りません。とはいえ、このような言葉を声高に言うのは勇気も気力もいる世代ではあります。
結論として「3Iはお蔵に入れる」ことに決めまた。しかし、問題はその解決策。それで迷っているという次第。
現在のクラブセッティングの詳細は下記の通り。アイアンの距離は以前のカーボンシャフト時代に比べて5ヤード程度短くなり、しっかり高弾道のボールが出るようになりましたし、特に7番以下では、飛ばなくなったというよりはランが少なくなりました。
クラブ | 製品名 | 長さ (inch) |
重量 (g) |
ロフト (°) |
飛距離 (yard) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1W | PRGR T3 Blue | 45 | 308 | 10.5 | 210-230 | チューニング済 |
3W | PRGR M3 HIT #3 | 42.5 | 331 | 15 | 200-210 | チューニング済 |
5W | PRGR M3 HIT #5 | 41.5 | 341 | 18 | 190-200 | チューニング済 |
3I | PRGR TR900フォージド | 38.75 | 387 | 21 | 180 | |
4I | 38.25 | 392 | 23 | 170 | ||
5I | 37.75 | 400 | 26 | 160 | ||
6I | 37.25 | 406 | 29 | 150 | ||
7I | 36.75 | 413 | 33 | 140 | ||
8I | 36.25 | 419 | 37 | 130 | ||
9I | 35.75 | 430 | 41 | 120 | ||
PW | 35.25 | 436 | 46 | 110 | ||
AW | PRGR TR wedje 02 | 35 | 444 | 52 | 90 | |
SW | PRGR TR wedje 02 | 35 | 477 | 57 | 80 |
上記のクラブセッティングですぐに目につくのが2ケ所あります。
この2つの内、どちらに対応するのが正解なのでしょう?
180ヤードをカバーするとすれば、3番アイアンの代わりに7番か9番ウッド、あるいは相応のユーティリティを選ぶことが考えられます。
問題があるとすれば、私がよく通う東京近郊や秩父あたりの6000ヤード程度(レギュラーティ)のコースでは、この距離を使うシチュエーションが少ないことでしょう。これまでも3Iを使わざるを得ないような場面はそれ程多くなく、自信を持ってグリーンを狙えるクラブは6番アイアンが限度の私の実力では、この手のクラブで直接グリーンを狙う機会が増える、などということはないと思われます。まあ、密かに望むところではありますが。
ショートアプローチを除く100ヤード以下の短いショットでは、80ヤード以下の短いアプローチをカバーするSW(ロフト57度)が最も使用頻度が高くなります。次に、カバーする距離幅が広い(90-110ヤード)PW(46度)。フルショットで90ヤードのAW(度)の使用頻度は意外に少ないです。100ヤードを打つのは基本的にPWのコントロールショットとなります。問題は、この距離の精度です。意外にショートすることが多い、と感じています。
プロギアウェッジの同じシリーズでは48度のAWがありますが、それではPWとロフトが2度しか違いません。49度ぐらいの別のウェッジを探すか、いっそのことPWのロフトを45度か44度にたててその上で48度を入れるか、と、気持ちは千々に乱れます。
そんなわけで、どっちを埋めるのか、迷っています。生来の保守的な性格の上、まだ心のどこかに「3Iを打ちこなしたいという」気持ちも残っていたりして、このまま何も変えずに行くこともアリかも知れません。もっとも、その場合、3Iのバッグの肥やし状態も続くことになりますが。
この顛末は、いずれ後日談、という形で続きを報告させて頂きます。
14本のクラブセッティング。奥が深いものであります。
※この悩みは解決したのだろうか。ウェッジ4本体制の顛末の一部を、【my Gear】クラブセッティングは成功したのか 本音激白!?(2008.01)に掲載しました。