新緑の季節もほぼ終わり。木々の緑がしっかりとした緑色に色づいてきた。ラフの芝もしっかり根をはって、そろそろ冬ゴルフと決別。早急に夏ゴルフに切り替える時期。
さて、数カ月ほど前、「ドライバーは捨てる」と書いた。右肘痛が原因で、ドライバーが打てなかった、というのが理由なのであるが、何故か、ここ2ケ月、ドライバーが大きく曲がらなくなった。フェアウェィキープ率が急上昇しているのである。
つらつら考えてみるに、右肘痛をカバーするために、身体が上腕部の力を抜くコツを覚えたようだ。スタンスを狭め、極力、左右にスエーしない(軸振れしない)ように注意している、ということもある。気持ちよく「振り回さない」のである。
但し、飛距離が確実に10%は落ちた。大きく曲がらなくなったとはいえ、飛距離がこれほど落ちると、2打目にグリーンを狙えないことが多くなる。まあ、それはそれでいいのだが、おじさん仲間にティーショットが20〜30ヤードもおいていかれるとかなりモチベーションが下がる。
あのおじじのミスショットと俺のナイショーで、なんで同じところにボールがあるんじゃい、と、声には出さないが憤懣やるかたない。金にまかせて最新のドライバーを振り回すおやじ。やっぱり飛距離は金で買うものなのだ、俺はそんなことはしないぜ、とうそぶいてみても、現実が変わるわけでなし。「最近のあなたのドライバー。まるでじぃさんゴルフだね。」などと、あんたにだけは言われたくない。
それで「飛ばしてやるう」と振り回せば、やはり右に大きく曲がる。ここは人生、耐える時期。じっと、スコアメイクに徹している私。「飛ばせて曲がらない」などと二兎を負うもの一兎も得ず、というのは真理なのだ。クラブのCMなんぞにまどわされてはいけないのだわ。曲がらないが飛ばない−−−それは自分の実力。身の程を知りなされ、ご同輩。
で、このごろ少し変わってきたこと。ドライバーが右に出るスライサーを自認してきたのであるが、最近はむしろ「ボールに合わせにいってボールを左にひっかける」のが多くなった。確かにときどき右に押し出したりはする。それは、力の入りすぎだったり、しっかり身体がまわっていなかったり。だが、理由が判かるからそれほど怖くはない。
左に巻いていくボール。チーピンとはちょっと違う。飛距離は出ていないし、ボールに力がない。「あっ、合わせちまった」と振った瞬間に判る。いろいろためしてめたが、どうも、アドレスに原因があるようだ。以前書いた「アドレス時の右肩」が大きな問題みたい。インパクト前に右肩が前に出てしまうため左側が詰まって振り切れない(から、ボールに合わせてしまう)。
そんなこんなで、一度、捨てたドライバーをやっぱり拾って帰った私。さて、次はどうする?
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