土曜日。このところめっきり気温が上がってだんだん春めいてまいりました。もうすぐひなまつりだし「寒い寒い」と言っても、もう春ですね。昼から急に風が強くなりました。アーケードに堂々ととめてあるママチャリ群が突風にあおられて次々とひっくり返ります。おもちゃ箱を引っかき回したよう。大変です。通常の日なら自転車をちゃんと元に戻してあげるのですが、今日は限りがないので知らんふりしましたけど。
気温は17°近くにもなったらしく、東京の今年の春一番。東京にも春がきたかあ。もっともその後、急に気温が下がってきて冬に逆戻り。明日も天気はよいが気温は上がらないとか。それも困るんだよなあ、今月のコンペ、とゴルフの心配。
と、こんな日は焼酎がうまい。先週、東京駅の近くで買ってきた「北海道の名産の高級生ハム」を冷蔵庫からとり出しました。凍っていますが、一枚づづにはさまれたセロファンをはがすとすぐに融けます。待ちきれずに無理やり口に放り込むと、冷たいが、やがて生ハム特有のとろけるようななめらかな舌ざわり、です。うまい。
確かにうまい生ハムなのでありますが、欲を言えば「塩味が勝ち」過ぎ。やっぱりしょっぱい。つまり塩味がきついのであります。賞味期限、といえばまだ3ケ月もありますし、そのぐらい持たせるにはやはり塩をきかせないと、という訳でしょうか。北海道産の生ハムがこれほど塩っからくなったのは確かもう三十年ぐらいになりますね。食中毒があって規制がきつくなった。それ以前の生ハムはもっとうまかった、ですよ。
初めて北海道に行ったとき、お肉もお魚もお野菜も、食べるもんはことごとくメチャうまかった、です。単に「うまい」のではなく、素材のうまさがひきたつのです。沖取りのシャケと塩のコラボレーションに涙し、大皿からはみ出したカレィのから揚げやホッケの塩焼きに感激し、毛蟹にはよだれを垂れ流しつつ、じゃがいもがほとんにうまっかた。「おいら、かんげきぃ...」(^、^*)でした。
そして何より忘れられないのは、美しいお姉さまたちがとても優しかったこと。ススキ野の夜は、疲れた身上には極上天国でした。北海道特有のあのアクセントと若い女性の取り合わせは、若干のミスマッチではありますがノープロブレム。厳しい冬さえなければ、このまま住んでしまいたいと、何度思ったことか。
しかし、より欲を言えば、ビールと札幌ラーメンと日本酒と米は...。禁煙したての身には札幌ビール園は地獄でした。札幌ラーメンについては、「山形ラーメンファンにはちょっと...」というだけの話です。そして、日本酒。今でも「北の誉」を注文する勇気はありません。このところ米はよくなったし日本酒もうまくなった、と聞いてはいる、のですが。定山渓温泉で飲んだ日本酒がまあなんというか高いばかりで...(^^;)。
いま、北海度に行って一番やりたいこと、と言えば、ゴルフですね。青空の下の北海道。広大な敷地でのびのびしたゴルフは、狭い秩父あたり育ちのゴルファーには垂涎の的でございます。
「どういうわけか、北海道と九州のお友達が多いのよねぇ」と思いつつ、「もうすぐは〜〜るですねぇ」というさわやかなキャンディーズの声が聴こえてきた(天の声です)ところで、お後がよろしいようで。
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