二十一年降りの大晦日の雪で、2005年の八王子は真っ青な空に一面の銀世界でございました。八王子の寒さが身に沁みましたが、幸い、昼頃には気温もそこそこにあがり、快適な七福神めぐりとなりました。
さて、こんな日はどこから回ろうか...と思案しながら家をでかけたのでしたが...
|
|
昨夜の大雪がうそのように晴れて 八王子は冬の日本晴れ!
|
今年いの一番は 走大黒天さま 元本郷町 善龍寺
|
|
|
今年、いの一番にお参りしたのは走大黒天さまの元本郷町の善龍寺。何やら由緒正しそうな大黒天さまに「願掛け」ました。表の水掛け地蔵さまもこの寒いのに水掛けられて大変だなあ、と思いつつ、色紙300円也を購入して雪の七福神めぐりの始まりです。
|
一路、一番東側の毘沙門天さまへ 元横山町 毘沙門堂
|
次は恵比寿天さま八日町成田山伝法院 |
|
七福神の一番東側に位置する元横山町の毘沙門天の毘沙門堂。住宅街にひっそりとしているが、かつて、ここらあたり一帯が八王子ではとても賑やかな町だったと聞いてもすぐには信じられない。新撰組の面々が遊んだのかも。
|
|
福禄寿・寿老尊さま 上野町金剛院
|
毘沙門堂から八王子の繁華街西側の境をかすめて南西に戻ると八日町。八王子に名をなすかつての中心街八日町もここ10年程の凋落振りには目を覆いたくなる。そんな八日町の裏側に伝法院はある。恵比寿天さまのはずが隣におられるのは大黒さま。ご利益は2倍かも。
|
中央線を越えて南へ。広大の敷地のなかにある金剛院。家の前にくるとカーナビが必ず「近くに金剛院があります」というぐらい。1576年創設、というから大久保長安が八王子の町造りを始めたころより幾分古いのだろう。古けりゃ「由緒正しい」のだわ(^^)
|
|
松姫さまの信松院は布袋尊さま 台町 信松院
|
|
信松院は信松尼(松姫さま、武田信玄公の第4女)が開祖。信玄公を尊敬する私には武田菱がまぶしいのだが、なにやら松姫さまの後継者は商売上手のよう。松姫さまの事蹟等を思うと建物がけばけばしいと感じるのは私だけでしょうかねぇ。
|
毎年の例として信松院の裏の墓域にある信松尼の墓に詣でる。雪を踏みしめながら一歩一歩歩いて行くと。突然、信松尼の墓石の前からハトが飛び立ち、の後ろの木の枝に止まっている。確か、今年は酉の年。こいつは春から縁起がいいわい。
|
新護弁財天 日吉町 了法寺
|
最後は吉祥天 長房町 吉祥寺院 |
|
千人同心の街、千人町の西側にある日吉町了法寺。500年の寺歴だといい、案外、商売ッ気は少ないとみた。お岩稲荷さまにもしっかりご挨拶したことは言うまでもない。
|
|
おまけ 雪の南浅川
|
一番最後は、七福神の最も西側。八王子の街なかから南浅川を渡った高台の上。距離もあるし坂もあってここが一番しんどい。日頃の運動不足を後悔しつつ吉祥天さまにご挨拶。
ここでは、いつも高尾山での御神籤の予行演習をするのが常。今回は「下り坂の中吉」だなあ。本番の高尾ではどんな卦がでるやら。
|
|
高尾の森を源とする南浅川はこのすぐ先で北浅川と合流して浅川になる。このへんは清流とは程遠く汚染に強い鯉ぐらいしか住んでいないのかも。「雪の浅川」で風情を感じるには程遠い。
この先、1キロほども下った右側に八王子市役所がある。
|
|
八王子七福神 DATA
|
|
■2004年の八王子七福神めぐりをみる
昨年の七福神めぐりの方がなにやらもう少し「観光案内」的な要素が多かったようです。今回は手抜きかな。
【七福神位置模式図】
|